TOKAIホールディングス【3167】の銘柄分析。東海地盤の生活密着型企業
緊急事態宣言により、外出自粛のため、特に出かけることもなくGWを過ごしております。その間に、保有銘柄の銘柄分析とかして、ポートフォリオを見直そうと思っていたのですが、一日中子供といると、そんな時間全然無いですね😂
とりあえず今後のテンプレになるように、保有銘柄で最も購入時期が古いTOKAIホールディングスについて、分析してみたいと思います。
TOKAIホールディングスの歴史
TOKAIホールディングスは、静岡県に本社を置き、1950年に都市ガス事業を開始し、そこからボトルウォーターなどのアクア事業、ケーブルテレビ事業、格安SIMの「LIBMO」などの情報通信業、ブライダル事業や介護事業、最近では太陽光発電などの多角化を進めています。
静岡などの東海地盤から、現在は日本全国に規模を拡大しています。
事業領域まとめ
- エネルギー(ガス・電力)
- 総合リフォーム
- 情報通信サービス
- CATV
- アクア(宅配水)
- 住まい(住宅・セキュリティ・保険)
- ブライダル
- 介護
- その他
健康経営銘柄2020初選出
健康経営銘柄とは、従業員の健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に取り組んでいる企業を経産省と東証が共同で選定している企業です。
TOKAIホールディングスは、今年3月に発表された第6回目となる健康経営銘柄2020に初選出されました。
ちなみに、6回連続選定されている企業には、花王やTOTO、テルモなどそうそうたる企業が名を連ねています。
TOKAIホールディングスは、CHO(最高健康責任者)を置いてTOKAIグループ全体で健康経営宣言を宣言し、企業理念の達成を目指しています
CEOやCFO、CTOなどは馴染み深いですが、CHOは初めて聞きました。
それだけ社をあげて健康に取り組んでいるということですね。また、健康経営の具体的な取り組みについては、マネーの達人でも記事に挙げられています。
TOKAIホールディングス【3167】のチャートと配当
- 2016年3月末 株価:586円 配当:14円
- 2017年3月末 株価:856円 配当:28円
- 2018年3月末 株価:1,078円 配当:28円
- 2019年3月末 株価:919円 配当:28円
- 2020年3月末 株価:937円 配当:28円(予定)
株価は順調に推移していて、2018年頃を境に1,000円台を推移しています。
コロナショックによる影響で2019年3月13日に直近の高値から34.5%下落の735円にタッチしましたが、直近の4月末では大分戻してきています。
配当については、「(子会社除く配当総額+自社株買い価格)÷当期純利益」が100%になるよう「総還元性向100%」を宣言しており、2017年3月期に中間期末11円、記念配当6円の28円と大幅に増配し、記念配当が終わっても中間期末14円と、28円をキープしたまま現在に至ります。
ただし、直近の配当も28円を予定しており、株価の上昇とともに利回りは低下しています。
株主優待
TOKAIホールディングスは株主優待も実施しており、それが目的で購入する人の方が多いかもしれません。私も、実は購入当時は分析などは何もしておらず、この株主優待が目的で購入しました。
優待内容(下記のいずれか)
- アクア商品(飲料水宅配サービス関連商品or500mlペットボトル12本)
- QUOカード500円分
- フレンチレストラン「ヴォーシエル」お食事券
- TLCポイント(TOKAIグループ会員サービスのポイント)
- LIBMO(格安SIM/スマホサービス月額利用料割引)
当時は健康ブームが到来していて、だけど味のしない水を買うことに抵抗があって、でも優待で毎年来る仕組みになれば飲むだろうという理由で水を選択していました。今はAmazonの定期便で水を毎月購入しているので、QUOカードを選択しています。
ちなみに、300株で年2回1,500円分もらえるので、4月末の終値(977円)で計算すると、優待利回りはだいたい1.02%となります。
QUOカードは極めて現金に近い自由度があるので、配当金と合わせて利回り約3.89%と考えてもよいかもしれません。
TOKAIホールディングス【3167】の基礎データ
- 証券コード:3167
- 本社:静岡県静岡市
- 上場:東証一部
- 時価総額:約1,365億円
主力はエネルギー事業(ガス・電力)などのインフラ系なので、比較的安定しています。
さらにTLC(トータルライフコンシェルジュ)をビジョンに掲げ、アクア事業やCATV事業、情報通信分野のシナジー強化など、順調に業績も伸びてきており、M&Aも積極的なため、成長性も見込めます。
TOKAIホールディングス【3167】の配当と配当性向
2017年以降配当は横ばいで、2020年も据え置きの予定です。配当性向は50%前後を予定しているのでまだまだ余力はありますし、主力がインフラ系なので、コロナショックによる影響は限定的と考えます。なので今期も配当性向は40〜60%で推移するのではないかと予想しています。
配当性向30%を掲げる企業が多い中、この配当性向に加え、先程述べた「総還元性向100%」宣言もありますし、株主還元には積極的だと思います。
TOKAIホールディングス【3167】の売上と利益
粗利率、営業利益率ともに微増しています。営業利益率は5〜7%で推移していますが、卸売業の平均が1.1%程なので効率は良いと言えます。
TOKAIホールディングス【3167】のフリーキャッシュフロー
毎年潤沢なキャッシュフローを生み出していますが、年々減少傾向にあります。直近では100億円を下回っているのが気になります。ので、今期の決算は注目ですね。
Shimaの成績
私自身のTOKAIホールディングスに投資した結果をまとめてみます。
購入 | ||
---|---|---|
投資日時 | 株数 | 投資額 |
1回目:2015/09/08 | 100 | 46,232 |
2回目:2017/04/07 | 200 | 165,799 |
合計 | 300 | 212,031 |
最初に購入したのは2015年9月8日です。このブログを初める前ですね。その後300株以上で株主優待が拡充されるため、2017年4月7日に買い増ししました。
購入価格は平均で706.77円です(手数料、税金込)。
配当金 | |||
---|---|---|---|
配当日時 | 配当額 | 合計 | 回収率 |
1回目:2015/11/30 | 479 | 479 | 0.23% |
2回目:2016/06/27 | 638 | 1,117 | 0.53% |
3回目:2016/11/30 | 877 | 1,994 | 0.94% |
4回目:2017/06/29 | 1,371 | 3,365 | 1.59% |
5回目:2017/11/30 | 3,347 | 6,712 | 3.17% |
6回目:2018/06/28 | 3,347 | 10,059 | 4.74% |
7回目:2018/11/30 | 3,347 | 13,406 | 6.32% |
8回目:2019/06/27 | 3,347 | 16,753 | 7.90% |
9回目:2019/11/29 | 3,347 | 20,100 | 9.48% |
現在までで9回配当金を受け取り、合計で20,100円、9.48%回収できております。また、2020年4月末の株価が977円なので、81,069円、38.23%の含み益となっております。年率9.54%になります。
良い成績なのではないでしょうか😇
まとめ
お恥ずかしながら、こんなにきっちり銘柄分析したのは初めてで、割と時間がかかってしまいました。
また、文章構成などはたぱぞうさんのブログを参考にしたのですが、一つ一つ調べるのは割と大変ですね。それをあの記事数やっているのですから頭が上がりません(いつもお世話になっております)。
また、今回割と真面目に決算書や業績などを公式サイトできっちり見たのですが、TOKAIホールディングスの業績ページ、とっても見やすかったです。
そんなTOKAIホールディングスですが、今後も配当と優待をもらいながら、のんびりとホールドしていきたいと考えています。
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